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ファイザーに続き沢井製薬もフィナステリドのジェネリック医薬品を販売

AGAの治療には「フィナステリド」と呼ばれる有効成分が大変効果的であることが、日本皮膚科学会の「AGA診療ガイドライン」において推奨レベルAに指定されていることからも明らかであり、このフィナステリドを有効成分とした「プロペシア」と呼ばれる治療薬が日本では承認されて、各医療機関におけるAGA治療で活用されています。
プロペシアは、AGAの進行を抑える効果が高いとして治療に有効とされていますが、その反面、28錠(約1ヶ月分)で7,000円~8,000円と高額であることから、継続的な使用が求められるAGA治療において患者さんに大きな負担となることが問題となっており、医師の処方が義務付けられているプロペシアは薬代のほかに診察料もプラスされるため、これを避けようとフィナステリドと同等の効果が得られ、医師の処方が必要ない海外製の治療薬を個人輸入して使用する方もいます。
こうしたことを受け、2015年2月には日本で初めてプロペシアのジェネリック医薬品の製造販売を、ファイザー社が取得し大きな話題となりましたが、翌2016年には沢井製薬もこのジェネリック医薬品の製造販売を取得しています。では、沢井製薬が製造販売するプロペシアのジェネリック医薬品の特徴はどこにあるのでしょうか?

 

AGAの発症原因とされているのが、男性ホルモンの一種テストステロンが、ジヒドロテストステロン(DHT)へと変換されることで起こるとされており、そのDHTの生成に関わっているのが「5-α還元酵素」であり、この還元酵素にはⅠ型とⅡ型が存在し、フィナステリドはこのⅡ型に効果のある5-α還元酵素Ⅱ型阻害薬です。
沢井製薬のジェネリック医薬品は、フィナステリド錠 0.2mg「サワイ」とフィナステリド錠 1mg「サワイ」の2種類がありますが、この薬は水で飲む内服薬で、円形のフィルムコーティング錠で錠剤の色は02mgがやや濃いピンク、1mgが薄いピンクとなっており、色の濃淡で有効成分の含有量を区別できるほか、錠剤自体にも沢井のSWとフィナステリドのFS、1mgには1、0.2mgには0.2と刻印がされています。
また、先に製造販売が承認されたファイザーのジェネリック医薬品(1mg)と比較すると、配合されている添加物に違いがあり、ファイザーはプロペシアとは7種類において異なる添加物を使っているほか、プロペシアにはない添加物を配合して独自のジェネリック医薬品を製造しているため、添加物の種類がプロペシアよりも増えていますが、沢井製薬のジェネリック医薬品は、プロペシアと同一の添加物を使用しているほか、プロペシアよりも添加物の種類が少なくなっており、より副作用を抑えた安心な治療薬となっています。

 

ジェネリック医薬品の大きな特徴はその価格の安さにありますが、特に継続使用が重要なカギとなるAGA治療においては、有効成分と同等の成分を配合し、より安全でリーズナブルな価格で使用できることがポイントであり最大のメリットでもあるため、AGA進行を抑制させるフィナステリドのジェネリック医薬品は患者さんにとって大きなサポートとなります。
沢井製薬のジェネリック医薬品は、医療機関により多少価格に差がありますが、1箱28錠入りで税込4,700円程度と、プロペシアと比較しても大変リーズナブルな価格であり28錠の他に大容量の140錠もあり21,500円程度で購入可能です。また、クリニックによっては28錠入りを5セット以上購入することで1箱あたり4,300円になるため、よりお得で効果的な治療を行うことが可能ですのであり、発毛促進効果のある他の治療薬との併用使用の負担も軽減することが可能です。

AGA治療はファイザー株式会社のフィナステリドファイザーの登場でさらに手軽に

思春期以降の男性において、前頭部の生え際の両サイドがM字のようになったり、頭頂部がカッパのお皿の様に薄くなる脱毛症をAGA(男性型脱毛症)と呼びますが、この脱毛症は医療機関において治療が可能な脱毛症であるということはテレビのコマーシャルなどを通じてかなり知られるようになってきています。
そんなAGAの治療ですが、基本となるのは米国メルク社が開発し日本ではMSD株式会社が販売しているフィナステリド錠のプロペシアの服用が基本となります。
プロペシアはフィナステリドを有効成分としていますが、これはノコギリヤシという植物の薬効成分から作られた化学合成成分で、5α還元酵素の働きを阻害する効果があります。
5α還元酵素とは、テストステロンをAGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)に変化させる還元酵素で、フィナステリドはこの5α還元酵素の働きを阻害するのでDHTの生成が抑制され、結果的に抜け毛が減少し今まで抜けていた髪が太く長く成長するので薄毛が改善していくというものになります。
このフィナステリドの効果は非常に高く、国内の臨床試験においてはプロペシア1mgの投与によって1年間で58%、2年間で68%、3年間で78%の改善効果が認められていて、1年間で40%、2年間で31%、3年間で20%の現状維持効果も含めれば98%もの効果が期待出来る薬になっています。

そんなAGAの治療薬プロペシアのジェネリック医薬品としてファイザー株式会社から2015年にフィナステリド錠0.2mg「ファイザー」とフィナステリド錠1mg「ファイザー」が発表され、ファイザー公式サイト上で2015年4月6日に販売と発表されました。
プロペシアの特許期間が過ぎたことでこの様なジェネリックが販売されるようになったのですが、フィナステリドファイザーを使用するのはプロペシアと比べて問題があるのかどうかです。
フィナステリド錠0.2mg「ファイザー」もフィナステリド錠1mg「ファイザー」もメルク社のプロペシアと同様のフィナステリド含有量となっていますので、作用や副作用に関してもほぼ変わりはなく違和感なくプロペシアから移行することが可能になっています。
フィナステリドファイザーの特徴としては、間違って飲んでしまうなどの危険がないように読みやすさを追求したフォント(つたわるフォント)が使用されていたり、規格の選択ミスを防ぐ工夫がなされていたり、PTPシートにおいても識別性が向上しています。
未成年者が服用できない薬ですし、男性のみで女性は服用できない薬になっているので、こういった後発品ならではの特徴によってさらに安全に使用することが可能になったと言えます。

ファイザー株式会社の販売したフィナステリド錠0.2mg「ファイザー」とフィナステリド錠1mg「ファイザー」の登場によって、プロペシア1択であった事から選択の幅が生まれたのは使用者にとってはかなりのメリットです。
やはり先発薬であるメルク社のプロペシアが良いという人も当然いるでしょうし、この治療は長期的に服用し続ける必要が有るということからもランニングコストを下げるためにファイザー株式会社のフィナステリドファイザーを選びたいという人もいるでしょうし、なかなかどちらかでは効果が出ないという人でも、薬を変更することによって効果を実感することが出来るというケースも大いに考えられるからです。
今後もフィナステリド錠のジェネリックが販売される可能性もあるでしょうし、少なくともフィナステリドファイザーの登場でAGA治療のハードルはさらに下がり、より手軽に始めることが出来るようになったと言えます。